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いろはのいのじの

昨日は立春。
まだまだ寒の寒さが続く。
寒がりの私は基本、この時期が苦手だが、良いこともある。
なにより、美味しいものが多いのもこの時期。
おばあちゃんに育てられた節子さんに言わせると、「寒」の時期の水は腐らないのだとか。
よって保存食を作るのに一番適している時期らしい。

この時期だけ楽しめるごちそうの一つ、生海苔。
このあたりで「めのり」とよばれている。
冬の初め、海苔が採れ始める頃は、綺麗に洗って橙を搾って、出汁とお醤油をかけるとさっぱりした中に、磯の香りが漂い、何とも言えない簡単で極上の一品がいただける。
そして年が明け、この時期は水で洗い、しっかり水気を取って、出汁、お醤油、お酒でことこと煮込む。
ストーブが活躍するこの時期ならではの料理。

昔、テレビで流れていたCMソング
♪いろはのいのじのいそじまん
あいうえあのじであじじまん♪
で有名な海苔の佃煮「磯じまん」が今もあるけれど、どうも甘みが強すぎて苦手である。
家で炊いた海苔の佃煮は、市販のもののように日持ちはしないが、口に残るくどさがない。
寒風吹きすさぶなか、海苔を養殖してくださっている海の民に感謝。
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Commented by アプリコット at 2012-02-10 20:50 x
生海苔で作る海苔の佃煮♪
良い香りでしょうね~
市販のものは甘みが強いし、味が濃いですね。
私は焼き海苔をびりびりちぎってのりの佃煮を作る事があるのですが
薄味に仕上げると子ども達も喜んで食べてくれるのですが
気がつくと冷蔵庫の中でダメにしてしまいます。
その点、市販の佃煮の賞味期限の長さと言ったら!!

生海苔のことをめのりというのですね。
可愛い名称だなぁと思って。
Commented by citroentz at 2012-02-11 21:30
アプリコットさん、こんばんは☆
言われて気づきましたが、ほんとかわいい響きですね、めのり・・
湿気た海苔を使って、佃煮を作ることはありますが、やはり生で買ってきたものとでは香りが全然違います。
でも、ほんと傷むのが早いですね。
市販のものはどれほどの甘味料と保存料が入っているのかしら?と不思議にさえ思えます。
家庭で作るモノは、なんでも傷みが早いですが、やはり身体にやさしい味のような気がしますね。
by citroentz | 2012-02-05 19:37 | もぐもぐ | Comments(2)

残り半世紀、反省記としないための覚え書き


by citroentz